クレニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨治療)とは?
「クレニオセイクラルセラピー(CST)コース」の特色
クレニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法《CST》)とは、オステオパシー由来の施術法で、アメリカのフロリダ州に本部がある【アプレジャー・インスティチュート】という世界的団体で、医師でありD.O(ドクター・オブ・オステオパス)でもあるジョン・E・アプレジャー博士が創始しました。現在は世界135か国に普及しています。
CSTは日本ではアプレジャー・インスティチュート・ジャパンという団体が管理・普及させており、同団体のセミナーに参加し、フロリダ州の本部が発行する正規な終了証を所得した者が、正式なクレニオセイクラルセラピストとなれるのです。CSTを行う施術者は正式には「セラピスト」と言います。
カイロプラクティックでも説明しましたが、「人体は脳脊髄液(CSF)が身体をめぐる事で健康でいられる」といった大前提があります。
CSFはそもそも「脳内で生成され、脳を覆っている硬膜(正確には「くも膜下腔」)を伝って流れている」のですが、出産時(逆子・難産)や出産後の何らかの因子によって、頭に後遺症が残り、「ADHD・自閉症・アスペルガー等」の症状を発生させたりしています。これは「頭蓋骨の正常な動きを妨げている原因」が、頭蓋内の骨と硬膜にある為に起こっている結果です。
正常な人間は全身で屈曲・伸展という動きを、約2秒に1回の頻度で全身で行っており、当然ながら頭蓋骨も行っているのですが、精神疾患や過度なストレス・睡眠障害・めまい・耳鳴り・突発性難聴等といった何らかの症状がある方は、それらの正常な動きが出来なくなって、「100%CSFを生成できない事」で様々な症状を引き起こしています。
この問題を引き起こしている、頭蓋内の骨を見つけ出し、僅か5gのタッチで矯正することで、100%CSFが生成できる状態を作り、様々な症状を改善することを目的としたのが、クレニオセイクラルセラピー(CST)です。
そしてそれらの症状を引き起こしている原因の1つが、「脊髄硬膜の拘縮」です。
人は長く生きていれば、しりもち・頭をぶつける・高所から落ちる・事故に巻き込まれる・殴られる・過度なストレスといった場面はあると思いますが、そういった状況が少しづつですが、【硬膜を拘縮させる要因】になっています。その為、「歳を重ねた者ほど治療期間がかかる」と思って問題ないです。
クレニオセイクラルセラピー(CST)とは、ほんの僅か5gのタッチで、これらの硬膜の拘縮を少しずつ緩めていくセラピーなのです。
施術自体は「基本的には仰向けの状態でいるだけ」であり、苦痛や恐怖感といったものは全くない施術です。普段の「自律神経が緩み、副交感神経が優位な状態(リラックスした状態)」になるため、そのまま「寝てしまう方」も多いくらいです。